社長メッセージ
株主・投資家のみなさまには、日頃より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
当社グループの主たる事業分野である半導体市場につきましては、中長期的には、デジタル社会への移行が世界中で進む中、半導体は、様々な製品やサービスにおいて需要の拡大が予想されており、それらを背景として、 新たな半導体工場の建設等、半導体製造基盤の確保・強化に向けた動きも広がっております。一方で、足元では、 世界的な金融引締めに伴う影響、中国経済の先行き懸念、物価上昇、中東情勢の緊迫化等により、世界的な景気 後退リスクが払拭されない中、不確実性の高い事業環境が続いております。半導体市場につきましても、生成AI向けについては需要が拡大する一方で、スマートフォン向けについては不透明感が続くなど、一様ではない状況が続いております。
このような事業環境の中、当社グループといたしましては、非メモリー向けは、引き続き国内先行需要向けを中心に経済状況の回復とともに緩やかな回復を予想しております。メモリー向けは、需要の回復が先行している海外半導体メーカー向けの拡販を進めるとともに、市場全体につきましても年度後半は段階的な需要の回復を予想しております。
株主・投資家のみなさまにおかれましては、今後とも一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長
坂田 輝久
株主還元について
当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題として認識しており、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定的な配当の継続を基本とし、業績に応じて積極的な株主還元を行うことを基本方針としています。
2025年3月期の剰余金の配当につきましては、1株当たり年間40円(中間20円、期末20円)を予想しております。
業績の見通し
2025年3月期 連結業績予想(2024年4月1日~2025年3月31日)
連結業績予想 (単位:百万円) | ||||
---|---|---|---|---|
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する 当期純利益 |
|
第2四半期(累計) | 9,500 | 700 | 660 | 450 |
通期 | 21,000 | 2,400 | 2,200 | 1,600 |