社長メッセージ
株主・投資家のみなさまには、日頃より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
2024年度の売上高につきましては、非メモリー向けプローブカードは需要が低調に推移し、前連結会計年度をやや下回る結果となりました。一方、メモリー向けプローブカードは、当第4四半期(2025年1月~3月)において、国内及びアジアを中心とした海外向けに、先端半導体向け高付加価値製品の拡販が著しく進展しました。これに加え、製品在庫の出荷も寄与した結果、前連結会計年度を大きく上回りました。こうした状況を受け、全体としても前連結会計年度を大きく上回る結果となりました。利益面につきましても、不安定な為替相場の影響や熊本新棟に係る一時的な費用等の発生があったものの、高付加価値製品を中心とした売上高の増加による、国内工場の稼働率向上等により、前連結会計年度を大きく上回る結果となりました。2025年度の見通しにつきましては、主要顧客及び非メモリー向けの需要回復はなお時間を要するものの、メモリー向け製品、とりわけ先端半導体向け製品の拡販は引き続き進展する見通しです。当社グループといたしましては、半導体市場の中長期的な成長に備え、積極的な先行投資を通じて、生産キャパシティ及び製品力の一層の強化により「2024-2026年度JEMグループ中期経営計画」の達成及び更なる成長を目指してまいります。
株主・投資家のみなさまにおかれましては、今後とも一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2025 年 5 月 14 日
代表取締役社長
坂田 輝久
株主還元について
当社は、株主の皆様に対する「安定的な利益還元」を重要な経営方針の一つとしております。「2024-2026年度中期経営計画」においては、設備投資と研究開発を中心に「将来に向けた成長投資」とのバランスを取りながら、株主の皆様へ安定的・継続的かつ利益に見合った配当を実施する方針です。2026年3月期期末配当予想につきましては、第2四半期末は普通配当25円、期末は25円、年間50円としております。
業績の見通し
2026年3月期 連結業績予想(2025年4月1日~2026年3月31日)
連結業績予想 (単位:百万円) | ||||
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売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する 当期純利益 |
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第2四半期(累計) | 12,200 | 1,650 | 1,600 | 1,000 |
通期 | 25,500 | 3,750 | 3,650 | 2,500 |