社長メッセージ
株主・投資家のみなさまには、日頃より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
2025年3月期第3四半期連結累計期間の売上高につきましては、非メモリー向けプローブカードは需要が振るわず、前年同四半期をやや下回る結果となりました。メモリー向けプローブカードにつきましては、先端半導体用を中心に国内外に高付加価値製品の拡販を推し進めた結果、前年同四半期に対して回復傾向となりました。以上により、全体としては前年同四半期を上回る結果となりました。利益面につきましても、不安定な為替相場の影響や熊本新棟に係る一時的な費用等の発生があったものの、高付加価値製品を中心とした売上高の増加に加え、国内工場の稼働率向上等により、前年同四半期を大きく上回る結果となりました。当第4四半期の見通しにつきましては、プローブカード需要の回復は遅れているものの、生成AI市場の拡大を背景に、先端メモリー半導体向け製品の拡販が進み、当第3四半期と比べて売上は伸びる見通しです。利益面につきましても、熊本新棟に係る一時的な費用等の増加が見込まれるものの、年間を通じたメモリー向けプローブカードを中心とした高付加価値製品の拡販等により、当第3四半期を上回る見通しです。一方で海外経済の下振れリスクや不安定な為替相場等、当社グループを取り巻く事業環境は不確実性の高い状態が続いております。当社グループといたしましては、このような環境下において「2024-2026年度JEMグループ中期経営計画」の達成に向けた取り組みを推進し更なる成長を目指してまいります。
株主・投資家のみなさまにおかれましては、今後とも一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2025 年 2 月 7 日
代表取締役社長
坂田 輝久
株主還元について
当社は、株主の皆様に対する「安定的な利益還元」を重要な経営方針の⼀つとしています。2024-2026年度中期経営計画においては、設備投資と研究開発を中心に「将来に向けた成長投資」とのバランスを取りながら、株主の皆様へ安定的・継続的かつ利益に見合った配当を実施する方針です。また、当社は、2025年4月6日をもちまして創立65周年を迎えます。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位のご支援の賜物と心から感謝申し上げます。つきましては、株主の皆様への感謝の意を表するため、2025年3月期期末配当にて、1株当たり5円の記念配当を実施させていただくことといたしました。これにより、2025年3月期の配当予想につきましては、第2四半期末は普通配当30円、期末は25円(普通配当20円、記念配当5円)、年間では55円となります。
業績の見通し
2025年3月期 連結業績予想(2024年4月1日~2025年3月31日)
連結業績予想 (単位:百万円) | ||||
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売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する 当期純利益 |
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通期 | 20,600 | 3,600 | 3,400 | 2,400 |